ハリネズミがよだれを垂らしていたらこんな病気が考えられる

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ハリネズミがよだれを垂らしているのを見たことはありますか?実はよだれは体の異常を知らせるサインの1つであることが分かっています。日々の健康チェックで、よだれの量が増えていないか異変がないかを観察することが、早期発見・早期治療へと繋がることがあります。

そこで今回は、よだれの原因や、よだれの増加から考えられる病気やトラブルを紹介します。飼っているハリネズミがよだれを垂らしていたときの参考になればと思います。

 

ハリネズミがよだれを垂らす原因

ハリネズミは唾液の分泌量がとても多い生き物で、食欲がある場合や興奮してもたくさんよだれが分泌されます。中には、マッサージや睡眠時に気持ちよくてよだれを垂らす個体もいます。アンティング(唾液塗り)の直後に、よだれが垂れているように見えることもあります。

しかし、ハリネズミがよだれを垂らす原因には、様々な病気やトラブルを抱えていることも考えられます。ハリネズミがよだれを垂らすときには、他にも何らかの症状が現れていることが多いようです。よだれを垂らしている姿を見たら、他の部分も念入りにチェックしましょう。

 

考えられる病気やトラブル

ハリネズミがよだれを垂らす理由には、心配が要らないものもあります。しかし、よだれを垂らしている様子に違和感を感じたら、体調不良を疑います。

 チェックポイント

  • いつみてもよだれを垂らしていることが多い
  • よだれの量が増えている
  • 元気がなく、ぐったりとしている
  • 食事量が減った
  • しきりに口元を気にするようになった
  • 口臭が気になるようになった

チェックポイントに該当するものがあるときは、以下の病気やトラブルを確認してください。

 

歯肉炎・歯周病

ハリネズミの病気に多いのが歯肉炎・歯周病です。特に高齢になると起こりやすく、歯垢が歯茎に付着し、歯茎が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。

 

症状

硬いフードを食べなくなったり、食べにくそうにする。食事に時間がかかる。食欲が落ちるなど食生活に影響が出る。
痛みや違和感から、しきりに口元を気にするようになる。
歯の変色、歯肉が赤く腫れている、歯のぐらつき、歯が抜ける、口が臭くなる
治療 抗生剤の投与
歯石除去や酷い場合は抜歯

ハリネズミがよだれを垂らしていたら、上記の症状が現れていないか確認しましょう。歯周病は細菌が血液の流れによって全身にいき、内臓疾患の原因になることも知られています。

予防としては歯の健康を保つために、

  • 硬めのドライフード
  • 昆虫類など繊維質を多く含んだもの
  • かじったときに歯の表面の歯石を落とす役割が期待できるもの
  • 歯石をとる効果のある遊具で遊ばせる

などを、食事メニューや遊び道具に追加しましょう。

 

口内炎

口内炎も、ハリネズミに多いお口のトラブルです。

 

症状

痛みのため硬いフードを食べなくなる
唾液の増加
治療 抗生物質の投与

ハリネズミはオスがメスの背中に噛みつくようにして交尾するため口の中を傷つけて炎症を起こすことがあります。また、硬いフードのかけらで口の中を傷つけてしまい口内炎になってしまうことも。

 

熱中症

 

症状

よだれが多い
呼吸が荒く、口を開けて呼吸をしている
耳が赤く、いつもより体が熱い

 

対処法

脇の下を濡れタオルで冷やす
イオン飲料で口を湿らせる
涼しい場所に移動させる

少しでも早く、体を冷やして体温を下げてあげることが大切です。しかし早く体温を下げようと『氷』を使用するのは辞めましょう。平熱よりも下がってしまう可能性があるため、却って危険です。

熱中症により脱水症状を引き起こしているときは、点滴を行う必要があります。いずれにしても体を冷やすことで体力が回復しても、点滴治療が必要な場合もあるので動物病院を受診することをお勧めします。

 

ハリネズミのよだれ・まとめ

ハリネズミがよだれを垂らしている姿は、心配の要らないものなのか、口腔内のトラブルなのか、温度管理は徹底しているかを見極める必要があります。

口腔内のトラブルは悪化すると治療法や治療期間が長引いてしまい、中には内臓疾患の引き金となってしまうものもあります。また、熱中症は対処が遅れると命に関わるので大変危険です。

病気やトラブルでよだれを垂らしているときは、他にも体調異常の症状が既に現れている場合が多く、気づいたときには既に症状が進行してしまっているケースがあります。早めに原因を特定して、動物病院を受診しましょう。

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