ハリネズミの寝方は、個体の性格や飼育環境によって異なるようです。本来は臆病で怖がり、睡眠時も外敵から身を守らなければいけないという習性を持っています。なので、ハリネズミらしからぬ寝方をしているときは、心配になったりすることもあるかと思います。
今回は、ハリネズミの『寝方』についてを紹介します。
目次
ハリネズミの寝方の種類
ハリネズミは個体差が激しいといわれている生き物です。臆病で怖がりな子もいれば、冒険好きで好奇心旺盛な子や、甘えん坊や、怒りっぽい子など色々な子がいます。
基本、ハリネズミは狭くて暗い場所で眠るので、あまり寝姿をまじまじと見たことがないという飼い主さんも居るかもしれません。
体を丸めて寝ている印象がありますが、ハリネズミの寝方にはどんな格好のものがあるのか、オーソドックスなものからユニークなものまで紹介します。
体を丸めて寝ることが多い
ハリネズミは外敵から身を守る本能により、体を丸めて寝ていることが多いです。警戒心が強い飼い始めの頃は、暗い寝床でジッと体を丸めて寝ています。
警戒心がとれかけてきた頃に、完全には丸まっていない状態で眠る子も居るようです。
横になって寝ている
体を丸めて寝る姿もとても可愛いですが、無防備に横になって寝ている姿は何ともいえない愛らしさがあります。これはリラックスしている状態で、真冬などの寒い時期にポカポカして暖かく、気持ちが良いと横になって寝る姿がよく見られるようです。
警戒心なく無防備に横になって寝ている姿を見ると、つい触れてしまいたくなりますが、眠りの質を妨げてしまわないよう、そっと見守ってあげましょう。
手足を丸投げで伸びて寝る
息も荒くなく、呼吸に異常が見られない場合はリラックスして眠っているだけの場合が多いです。健康チェックに異常がなければ問題はありません。
稀に室温が高く、床材を違う素材に変更したときの温度変化などで、暑さでバテてしまっているときにも手足を丸投げして伸びて寝るといったことがあります。
ハリネズミの最適温度は24~29度、湿度は40%までとやや乾燥した状態が適しています。このような寝方をするときは1度、ケージ内の温度や湿度を見直してみましょう。
お腹を見せて仰向けに寝る
ハリネズミが弱点であるお腹を見せて仰向けに寝るのは、飼い主さんに対して全信頼を寄せている証拠です。スキンシップの時間のマッサージの途中に眠ってしまうということがあります。
全信頼を寄せて無防備に眠っている姿を見ていると、幸せな気持ちになりますね。
ハリネズミは寝相が悪い?
体を丸めてジッと動かずに息してるの?と心配になる飼い主さんも居るかと思われます。が、ハリネズミは寝相が悪いとよくいわれています。
遊具に顎を乗せて寝ていたり、変な隙間に頭だけを突っ込んでペタンと寝ていたり、何かの隙間に挟まるように寝ていたりします。中には寝相が悪くて、寝ぐせがつくといった子も…
ハリネズミの寝相が悪いのは、警戒心が少なく、飼育環境にも満足してリラックスしている証拠なので、飼い主さんにとっても喜ばしいことです。
ハリネズミの寝方・まとめ
ハリネズミも人間や犬・猫のように、色々な寝方があります。その子の性格によって寝姿も様々です。ハリネズミは夜行性ですので寝ている姿をよく見かけると思いますが、寝姿だけでもこのようにたくさんあって、色々な場面や表情が見られるのは嬉しいことです。
ハリネズミを飼い始めて間もない飼い主さんは、警戒心がとれ、寝姿がどう変化していくのかを観察するのも楽しみですね。
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