ハリネズミが寝ているときに「キューキュー」と鳴き声をあげているのを聞いて、何かの病気かと心配になったことがある飼い主さんも居るかもしれません。
ハリネズミも寝ているときは、いびきや寝言を言うことがあります。
今回は、ハリネズミの寝言のメカニズムについて紹介します。
ハリネズミも寝言を言うの?
ハリネズミは鳴かないという印象がありますが、色々な場面で鳴き声を発します。
- 警戒をしている
- リラックスをしている
- 求愛をしている
- 恐怖を感じたときに悲鳴をあげる
ハリネズミも寝ているときに夢をみる(見ているようだ)といわれています。
ダッシュしているかのように手足を動かしたり、食事をしているかのように口を動かしたり、時には寝ぼけて針を立てたりするなど、夢をみているかのような仕草を見せます。
哺乳類はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返し、眠りが浅いレム睡眠中に夢を見るといわれています。ハリネズミも哺乳類ですので、夢を見て寝言をいう可能性は大いにあります。
ハリネズミの寝言に意味はある?
寝言を言っている場面や、睡眠時に手足を動かしている様子を見ると「どんな夢を見ているのだろう」と気になりますね。
このときハリネズミはどんな夢を見ているのでしょうか。
「フッフッ」「シューシュー」 |
警戒していたり、不快なときに身体を丸めてシューシュー言ったり、または短いピッチでフッフッと立て続けに鳴き声をあげます。 |
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「ピーピー」「クックッ」 | 優しい声でこのような鳴き声をあげるときは、求愛をしています。 |
「フンフン」と鼻を鳴らす | 探索や食べ物を探しているとき。 |
子猫や赤ちゃんの泣き声のように鳴く | 恐怖や苦痛を感じたときは、悲鳴をあげます。 |
「ゴロゴロ」 | リラックスしているときに猫が喉を鳴らすように「ゴロゴロ」という音を出します。 |
ハリネズミの鳴き声にも、色々な意味があります。飼っているハリネズミが「フンフン」と鼻を鳴らしていたら、夢の中で食べる物を求めて冒険をしているのかもしれませんね。
うなされているときは起こしたほうがいい?
身体に針を立てて「キューキュー」と鳴いて丸まっている様子を見ると、心配になって起こしてあげたほうがいいのかな?と迷うことがあります。
哺乳類は、夢を見ながら『記憶の整理をしている』といわれています。
ハリネズミが眠りながら体を動かしたり、寝言のように聞こえるときは眠りが浅いレム睡眠中ですので、触ったり声掛けをするとすぐに起きてしまいます。大事な睡眠が十分とれなくなってしまいますので、そっとしておいてあげましょう。
ハリネズミの寝言・まとめ
ハリネズミも寝言を言ったり、寝息やイビキをかいたり、寝ぼけたりします。就寝中の寝言や動作は異常なことではないので、特に心配はありません。
睡眠の質を妨げないように、無理に起こしたりせずに静かに見守ってあげましょう。
ただし、苦しそうに鳴いていたり、痛そうに鳴いて睡眠を十分にとれていない、イビキが異常な気がする…などの時が続いたら、迷わず動物病院で相談してください。
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